かたり・三味線教授いたします。
稽古場:千年文庫 八王子市戸吹町332-6
問い合わせ先 wata8tayu@gmail.com
お気軽にお問い合わせ下さい。出稽古可。

舞台裏から眺めると

「奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」番外編では裏方を務めた。裏から舞台を観ていると、又ちがったものが見えてくるようだ。 ちょうど、このところ手にしていた本が、「神々の明治維新」(岩波新書103)。明治政府の強引な思想統制に、仕方の無いむか…

説経祭文とちんどんが競演

もう5月のはなしですが、「ケセランぱさらん」の深田純子氏が、お仕事で上京された時に、わざわざ八王子まで足を運んでいただきました。千年文庫の祭壇に祀られている「ナミイ」のお引き合わせです。「説経祭文」が一体何なのかを聴いていただいたわけです。…

語り芸パースペクティブ 第3回目 瞽女・祭文

玉川奈々福がたずねる「語り芸パースペクティブ」全11回+番外1の、1回目・2回目は客として、3回目は光栄にも演者として参加させていただきました。素晴らしい企画をありがとうございました。第3回は「説経祭文+瞽女唄」という内容でした。瞽女唄は、萱…

今様祭文への挑戦

残されている薩摩若太夫の説経祭文は、もう200年ぐらい前のものです。文化財としては勿論貴重ではありますが、生の芸能という観点からすると、ちょっと食えなくなっているかもしれません。以前はそれでも、文化財なんだからそれで仕方無いと、諦めていま…

祭文かたり IN 済州島

ソルムンデハルマンという他国の神話に出合ってから、たった一年やそこいらで、その国の土を踏んで、その土地を生み出した母なる神の物語をかたることになるとは思ってもみなかった。噛み合うべき歯車が、ガッチャンコとシフトして、違う組み合わせが回転し…

一橋大学 韓国学研究センター設立記念国際シンポジウム

一橋大学のイ・ヨンスク先生が新たに設立された「一橋大学大学院言語社会研究科韓国学研究センター」のセンター長に就任された。誠にお目出度う御座います。その記念式典の第2部では、韓国の伝統音楽が披露された。 宮中舞踊「春鶯囀」 安留奈(アン・ユナ…

済州島 ソルムンデハルマン祭 

済州島では、5月1日から「ソルムンデハルマンフェスティバル」が始まった。式典の中心は、5月15日に取り行われる祭祀である。ソルムンデハルマンは、チェジュ島のまさに生みの母である。そして、五百人の息子達は、五百将軍の岩となった。会場の「石の…

姜信子著「平成山椒太夫」出版記念会

一昨年、新潟日報に連載された姜信子氏の「平成山椒太夫」(挿絵:屋敷妙子)が、昨年末に本になった。この著作、それ自体が妙なものであるが、この現代的語りがもっと妙なのは、次々と人を巻き込んでいく習性があるようなのである。注意が必要である。 新潟…

玉川奈々福がたずねる 語り芸パースペクティブ 第一期

4月17日(月)から始まる特別企画。浪曲師玉川奈々福さんがかたりもの芸の世界を案内します。 不肖八太夫は、第3回6月14日、「説経祭文」を担当することになりました。よろしくお願いいたします。同回の「瞽女唄」も聞き逃せません。説経祭文と瞽女唄…

馬喰町ART+EAT 「さまよい安寿」原画展 閉幕  

一ヶ月にわたる「さまよい安寿原画展」のエンディングのイベントでは、姜信子の「愛護若」、八太夫の「宇和竹恨」をやらせていただきました。ですが、今回一番気合いが入ったのは、「デロレン祭文」と即興「記憶の森」だったかもしれません。 神降ろしとデロ…

「さまよい安寿」原画展 2月4日エンディングイベントに向けて

先日、ART+EATにお邪魔してきました。屋敷妙子画伯の大作「記憶の森」がようやく出来上がったのでした。ギャラリー現場での制作です。2011年の新潟日報の紙面を使った、ある種のコラージュではありますが、只、切り抜いて貼ったのではなく、すべての断…

平成29年 かたりもの八太夫会 お弾き初め

新年恒例のお弾き初め会。参加者は少し減りましたが、その分、みなさんじっくりと取り組みました。又、新弟子2名が披露されました。 新弟子披露:三味線方 久保嶋奈美「数え唄」 新弟子披露:太夫方 尤 聖一「源氏烏帽子折 竹馬段」文弥節 長唄:鷺娘 三味…

新春「さまよい安寿」オープニングイベント

屋敷妙子「さまよい安寿」原画展のオープニングイベント第一夜「なにかが道をやってくる」 於馬喰町ART+EAT 新春早々のご来場、誠にありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。思った通り、とんでもない舞台になりました。 まずは、…

明治大学 声の氾濫 鉄犬ヘテロトピア

理工学研究科新領域創造専攻・・・いったい、今の大学というのは何を教えているのかよく分からない。とりあえず、現代文学の最前線で「声」の意味を問うのだと言うから、姜信子の著書「声」(ぷねうま社)が取り上げられるのは理に叶っているようだ。そして…

新春イベント ご案内 「さまよい安寿展」

今年1月の猿八祭りでお世話になった東京馬喰町のART+EAT。来年の新春イベントも決まりました。屋敷妙子画伯の原画展「さまよい安寿展」の期間内で2回のイベント「旅するカタリの夜」を企画しました。詳細は、チラシをご覧下さい。 「さまよい安寿」は、平…

歌と朗読で出会う韓国と日本

神保町の韓国書店「チェッコリ」でのイベントがあります。 10月30日 18:00から 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-7-3 三光堂ビル3階 地下鉄神保町駅A5・A7出口徒歩1分 チェッコリのページをご覧下さい。 韓国語は読めませんが、以下チラシです…

九州での拾いもの

熊本の旅の最終日の予定は、唐津で「佐用姫伝説」の調査でしたが、この日の九州北部はものすごい雨でした。鏡山に上がりましたが、車の外にも出られない程の降り方です。海を眺めるどころではありません。大雨洪水警報が出たので、急いで下り、調査は中止。…

六根清浄 秋まつり in熊本

熊本に行って参りました。まだまだ地震の痛手は癒えていませんが、この石牟礼道子氏の物語は、この災害を予言していたかのようです。・・・六根清浄・六根清浄・・・「水はみどろの宮」 9月10日:於 熊本市 橙書店 物語では、阿蘇が噴火して、大地震が起…

八太夫会/千年文庫 浴衣復習い(第1回歌とかたりの会)

八太夫会での稽古は、相対ですることが多いので、弟子同士が稽古で会うということは、ほとんどありません。そこで、年に一度は、ということで、新年会を兼ねての「弾き初め会」を行って来ました。今年は、稽古場が広がって、千年文庫も併設したので、ミニイ…

熊本 橙書店 橙大学番外編

9月10日(土)熊本に八太夫が再び出現予定。祭文を語って、六根清浄いたしましょう。 石牟礼道子氏原作「水はみどろの宮」、姜信子の新作「妄犬日記」 熊本文学隊の皆様、宜しくお願いたします。 案内は、橙書店ブログへ。

はじまりはじまりはじまり 姜信子の世界×今様祭文

神保町にある「韓国の本とちょっとしたカフェ チェッコリ」 8月19日(金)の19:00からのイベントがあります。山福朱実さんの原画展も明日よりはじまります。東京方面の方は、ちょっこり覗いて見て下さい。 今様祭文は、「愛」のはじまり、「ソルムン…

新潟市北書店 「さまよい安寿」の夜

8月6日、7日は新潟まつりで、市内はどこもかしこもフィーバー気味でしたが、それにもめげず、「さまよい安寿」の元に集ってくれた方々がいらっしゃったのでした。誠にありがとうございました。 新潟日報の森澤氏の司会進行で、作家姜信子と屋敷妙子画伯の…

説経祭文 薩摩若太夫正本 三庄太夫 全36段 

今年は、どういう風の吹き回しなのか・・・仕事が説経祭文の方に向いています。昨年から取り組み始めた、古説経正本のテキスト化が停滞している分、説経祭文のテキスト化が随分と進みました。説経祭文「三庄太夫」は、七段目「宇和竹恨みの段」で停まってい…

屋敷妙子画伯「さまよい安寿」原画展 はじまる

新潟日報メディアシップ内「ギャラリーえん」におきまして、「さまよい安寿」の原画展が始まりました。お近く方は、是非、足をお運び下さい。関連イベントは、8月6日の北書店です。

説経祭文 三荘太夫 於:新潟市 北書店

8月6日には、新潟市役所前の北書店さんにお邪魔をします。昨年、新潟日報に連載された「さまよい安寿」に関するイベント。作家姜信子氏と画家屋敷妙子氏のさまよえる対談のおまけで、三荘太夫を語ります。先日、新潟市民大学で、「宇和竹恨み」の段をお聞き…

水はみどろの宮 於:荻窪タイトル

ほぼ、二ヶ月ぶりの、東京での「水はみどろの宮」でしたが、この二ヶ月の間に、たった二ヶ月ではありますが、熊本巡業等もあったこともあり、初回とは、また全然違うもの、進化しております。それは、なんといっても、毎回様々な方々とセッションすることで…

今様祭文 はじまりはじまりはじまり

姜信子の「はじまりはじまりはじまり」の神話を「今様祭文」で語る。「ソルムンデハルマン」「まゆんがなし」外 8月19日(金)19:00~20:00 於:チェッコリ イベント詳細は以下のリンクから http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=148

東京ー熊本往復  祭文行脚2881Kmの旅

6月7日(火)に東京を出発。 初日は雨の京都でした。 あふれんばかりの本に囲まれて(於:カライモブックス) 京都の仲間:番匠健一さん(アイリッシュフルートの演奏) 水はみどろの宮(Project8man) 6月8日(水) 広島に移動。午後は、宮島に渡り、厳島…

東京から熊本へ、祭文にのせて

石牟礼道子作「水はみどろの宮」の再版に関わって、祭文語りを託されたわけですが、作者の石牟礼氏や、公演先に予定していた熊本の書店、「橙書店」が熊本地震で被災されたこともあり、微力ながら、祭文に、熊本復興の願いを込めたいと思っています。 九州熊…

石牟礼道子の世界 水はみどろの宮 初演

石牟礼道子作『水はみどろの宮』が、福音館から新装版として再版されました。今回、挿画を担当した版画家山福朱実氏の原画展をしめくくるイベントとして、このために新たに結成された「はじまり一座」による、歌とかたりもの「水はみどろの宮 ~なつかしい樹…

ソルムンデハルマン

千年文庫開所式「はじまり はじまり はじまり」でのイベント で、「ソルムンデハルマン」を 演じました。ソルムンデハルマンは、済州島を創った神様のことです。 ハルラ山 オルム 五百将軍 千年文庫での公演の様子は、 youtubeをご覧下さい。 (姜信子作「は…

まゆんがなし

千年文庫開所式「はじまり はじまり はじまり」でのイベント で、「まゆんがなし」を演じました。 「まゆんがなし」は石垣島川平の来訪神のことです。 千年文庫での「まゆんがなし」(姜信子作「はじまりはじまりはじまり」より)は、下記リンクからご覧下さ…

千年文庫 開所 記念公演

東京八王子の稽古場に、千年文庫を開設しました。かたりものに関する資料を、充実させようと考えています。5月15日、開所式の「はじまり はじまり はじまりの宴」が開催されました。東京の片田舎に、遠路は新潟からも駆け付けていただき誠にありがとうご…

web 千年文庫 「中将姫」めぐり

既に説経「中将姫」原文を八太夫ホームページに掲載しましたので、ご覧下さい。 中将姫は、この寺で生まれたという。残念ながら、拝観することはできませんでした。 (奈良市:奈良町にある誕生寺) 誕生寺の近くにある、高林寺は、中将姫が御修行された寺と…

web 千年文庫 「松浦長者」 小夜姫をたずねて

既に、八太夫ホームページ「松浦長者」で、説経原文を掲載してありますので、ご覧下さい。 「松浦長者」は、竹生島弁財天の由来を語る本地物ですが、お話しのスタートは、奈良の壺坂です。松浦長者は、財はあっても子宝にめぐまれませんでしたので、長谷観音…

新しい「かたりもの」の世界を探して

「かたる」為に、書かれた文言があるかと思えば、「かたり」たいのだけど、「かたれる」様に書き直さなければならない文言もあります。ここに、「かたる」為に書かれたわけではないのに、読んだ瞬間から、「かたり」たくなる文言があります。石牟礼道子氏の…

2016年新春 八太夫会は<かたりもの 八太夫会>と名をあらためます。

ご挨拶 皆さん、こんにちは。渡部八太夫です。 私は東京多摩地区の農村歌舞伎を出発点に、義太夫、長唄、説経祭文、文弥節(古浄瑠璃)と修業を重ね、独自の語りと三味線の道を切り拓いてきました。 八王子戸吹に2009年に説経稽古所として看板を掲げ、次いで…

Web 千年文庫 NEW 「説経祭文の部屋」開設

既設の「説経正本」の部屋も少しずつ、アップしていますが、何しろ長大な物語ばかりで、不明な箇所が盛り沢山ですから、なかなか進みません。気長にお付き合い下さい。 そんな中、仕事の都合上、新たに「説経祭文」の部屋を増設いたしました。テキストがあま…

ART+EAT 満員御礼のあやかしの夜 

二週間の猿八祭り。折り返しのイベントは、真冬の怪談話二題。季節はずれではありましたが、大勢の皆様にご来場いただき誠にありがとうございました。 第一部「耳なし芳一」 第二部「対談」 浪曲師玉川奈々福さんにご足労いただいて、説経祭文や浪花節の共通…

web千年文庫 新着情報 角田川

馬喰町ARTーEAT公演1月22日、23日の両日とも、猿八座は「角田川」を演じます。まさに隅田川のほとりですから、又と無い機会です。木母寺の梅若塚にもお参りできそうです。 木母寺梅若塚(H25年3月撮影) さて、説経角田川(全六段)の内、今回、猿八座…

新年 お弾き初め

八太夫会恒例の弾き初め会が開催されました。途中から、おきゃくさんも来ていただけたので、狭い稽古場が、満員御礼に。新年早々に賑やかなことは、なによりも有り難い事です。 今年は、浄瑠璃系が更に充実しました。 まずは、集合写真 文弥節:山椒太夫(鳴…

Web千年文庫 新着情報  百合若大臣

説経正本の部屋 熊野之御本地(ごすいでん)・松浦長者(小夜姫) につづいて、 説経正本「百合若大臣」をアップしました。 http://wata8tayu.jimdo.com/new-百合若大臣/ 読み直してみると、間違いや新たな発見が沢山ありました。 特に、「幸若舞」のテキス…

かたりもの 八太夫会 お稽古情報 01

邦楽の稽古というものは、一口で説明できるものではありませんが、「素敵だな」と感じるものがあれば出来るようになるものです。私が、そうでした。私が三味線を手にした時にはもう、35歳になっていましたが、そのきっかけは、地芝居の義太夫でした。「生…

平成28年 丙申 謹賀新年 

平成も28年となりました。八太夫会は、5年目の春を迎えました。新年、明けましてお目出度う御座います。本年も、共に稽古に精進いたしましょう。 今年は、「かたりもの」というものについて、もう一度考え直す年にして行きたいと思っています。それという…

web千年文庫 開設!

かたりもの 八太夫会では、 主宰の渡部八太夫が、長年、説経、説経祭文、古浄瑠璃の物語を自身の勉強用としてデータを集積してきました。 このたび、その一部を、web上に「web千年文庫」として順次アップしていくことに致しました。 まずは、「説経正本」の…