稽古場便り
伊那谷の知り合いに田中宏氏がいる。詩を書いたり絵を描いたり多才である。SNSでたまたま、彼の詩を目にした。 この時代は、ひとつの"大多数"主義にむかって不確かな航海をしている。 ぼくらは、とっても気持ちの悪い「船酔い」をしているのに それを感じな…
世のご多分にもれず、平成最後のお弾き初め会です。期せずしてその年が、還暦の歳に当たりはしましたが、前々から、この折り返しに、最終ラウンドをもう一度、仕切り直そうと考えておりました。そういう思いの反映なのか、いろいろな事柄や身辺が、この年に…
恒例の八太夫会新年弾き初め会が、恙なく開催されました。本当に、恙なくというやつです。年々歳々、多少の入れ替わりがありながら、途絶える事無く続いていることは、本当に、稀なことだと思っています。その上、今年は又、新弟子を迎えて、より華々しく年…
千年文庫「歌い語りの会」としては4回目。八太夫会の浴衣会としては昨年来の2回目の開催となりました。新年の弾初会から半年で、また発表会というのは、やりはじめると案外に忙しいものです。今回は、こぢんまりと、お二人のお客様を迎えての内輪のお楽し…
新年恒例のお弾き初め会。参加者は少し減りましたが、その分、みなさんじっくりと取り組みました。又、新弟子2名が披露されました。 新弟子披露:三味線方 久保嶋奈美「数え唄」 新弟子披露:太夫方 尤 聖一「源氏烏帽子折 竹馬段」文弥節 長唄:鷺娘 三味…
八太夫会での稽古は、相対ですることが多いので、弟子同士が稽古で会うということは、ほとんどありません。そこで、年に一度は、ということで、新年会を兼ねての「弾き初め会」を行って来ました。今年は、稽古場が広がって、千年文庫も併設したので、ミニイ…
八太夫会恒例の弾き初め会が開催されました。途中から、おきゃくさんも来ていただけたので、狭い稽古場が、満員御礼に。新年早々に賑やかなことは、なによりも有り難い事です。 今年は、浄瑠璃系が更に充実しました。 まずは、集合写真 文弥節:山椒太夫(鳴…
邦楽の稽古というものは、一口で説明できるものではありませんが、「素敵だな」と感じるものがあれば出来るようになるものです。私が、そうでした。私が三味線を手にした時にはもう、35歳になっていましたが、そのきっかけは、地芝居の義太夫でした。「生…