邦楽の稽古というものは、一口で説明できるものではありませんが、「素敵だな」と感じるものがあれば出来るようになるものです。私が、そうでした。私が三味線を手にした時にはもう、35歳になっていましたが、そのきっかけは、地芝居の義太夫でした。「生音」には、人の人生を変える力があるものです。その力こそ、真実だと思うのです。
そんな、「語り物」と「三味線」を熱心に稽古している方々が八太夫会稽古場にやってきます。ご自宅では、なかなか、音も声も出せないという事情もあります。
戸吹の稽古場では、思いっきりやっていただけます。
稽古・・・たとえば:長唄の三味線にぞっこんという方は、一年
中、長唄を稽古してもらっています。
稽古・・・たとえば:「語り物」を唸りたいという方は、一年中
唸っておりますし、
稽古・・・たとえば:そのうちに、「弾き語り」もやりたいとい
う風に、
「かたりもの」とその周辺で、やりたいことを稽古するのが、八太夫会の特色です。その上、根が五目ですから、気に入った曲があれば、端唄でも小唄でも民謡でも(津軽はやりませんが)、御一緒いたしましょう。
さて、「かたりもの」の中身ですが、実は、中身はなんでも良いのです。古くは「説経」やがて「浄瑠璃」、現代語の「お話」でも「詩」でも。気に入ったものがあれば、それを語れば良いのです。大事なのは、中身を乗せる「節」です。これは、「説経祭文」や「文弥節」、「義太夫節」あるいは「長唄」等を適宜選んだり、組み合わせて用います。そこで、人形浄瑠璃猿八座で実践的に用いる場合は、「猿八節」と呼んだり、現代語の場合は、「今様祭文」と呼んだりします。つまり、あなたの「かたり節」ができるわけです。
お稽古の日取りや時間、内容は応相談です。
あなたがやってみたいことを実現させるお稽古を致しましょう。
まずはご連絡下さい。
八太夫会稽古場:東京都八王子市戸吹町332-6
問い合わせ 渡部八太夫 090-2531-6992 まで