西荻窪駅近く、知る人ぞ知る本屋さん、「忘日舎」。定員は多くても12名と小さい会場ですが、店主の好みで偏った本が、ぎっしりと並ぶその空間は、我々のような異端でマイナーな者どもには、最適な空間です。そうして、お集まりいただいた奇特な皆々様方と時間を共有できたことは、なによりもって仕合わせなことだと感激する次第です。
第一部 石牟礼道子作 「水はみどろの宮」
昨年の熊本探索の様子を紹介。実地踏査で発見した「穿の洞」の写真を提示して、「水はみどろの宮」に登場してくる実在ポイントを紹介しました。
なんで、撥をを持った手を振り上げているかといえば、皆さんで声を上げて、お清めしているからです。「六根清浄、六根清浄」と唱える場面。だんだん新興宗教みたいに・・・
第二部 愛護の若 姜信子作「現代説経集」より
おどろどろしい。延々と循環しつづける「水」が重要。今回は、ピックアップマイクを仕込んでエレキにしてみました。エフェクターの使い方にも慣れて、まずまずの水音が実現しました。
シルエットになってしまっていますが、左側、姜信子が立ち上がって、「さあ、さあ、さあ、目覚めろ」と、皆さんに、命の問いを突きつけます・・・あまりの恐ろしさに、みんな絶句する。
キャンセル待ちでご来場いただけなかった方々、大変申し訳ありませんでした。「忘日舎」での催しは、次回8月4日(土)に予定しております。内容はまだ未定ですが、お早めに「忘日舎」03-3396-8673まで。(電話番号が間違っておりました。お詫びをして修正いたします。)