稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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旅するカタリ2 in  忘日舎

旅するカタリ《山伏祭文と文学と》の第2回目は、物語の渚。海をバックに、石牟礼道子苦海浄土より山伏祭文「九竜権現」を、また後半は、妄犬日記の一部と、姜信子書き下ろし現代説経「百合若大臣異聞」をお届けしました。百合若大臣は、この一週間の突貫工事でしたが、なんとか間に合いました。暑い中、ご参集いただき誠にありがとうございました。

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写真上↑は、石牟礼道子作あやとりの記より経文「流々草花」読経の場面。九竜権現の勧請の意味も、石牟礼さん追悼の意味も含めて。もくろみどおりの「耳なし芳一」状態で、かなり怪しい。

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妄犬日記。朗読姜信子。自作自演。

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海の動画の中で演じた「百合若大臣異聞」は、姜の朗読と八太夫の祭文の掛け合いとなり、やがて本当に神がかった。きっと、ぞっとして、少し、暑気払いになったのではないでしょうか。この海は、実は新潟の「角田岬」で撮影してきた映像でした。

今回も貴重な空間をご提供いただきました忘日舎の伊藤様に深く感謝申しあげます。さて、別れ際の話しでは、旅するカタリin忘日舎シリーズは、クリスマスの頃に第3回があるかもしれません。