宮沢賢治・・・実は、あんまり得意でない。どれもよくわからん。ぴんともこない。昔ははっきりいって嫌い。今でも好きではない。国語教材で出てきた賢治作品は読んで終わりにした。子供達には、ごめんなさいです。この歳になって初めて手にした「春と修羅」の中で知っていたのは有名な「永訣の朝」だけだったが、妙にひっかっかってきたのは「原体剣舞連」だった。鬼剣舞自体も直にはまだ見たことはないが、この詩からは、その姿が映像のように浮かびあがってきた。これなら、節がつくかなあ。
さて、どんな節が可能かな。でもしょっぱなから???、
dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah ????
ってなによ。
だいたい、宮沢賢治の詩には、ペダンティックな横文字やカタカナが出てきていらいらする。こんなの読めないじゃない。ああ、めんどくさいと、くじけていると・・・
「ああ、それは、多分、ダダスコダダって太鼓の音だよ」
と、教えていただいたのは、猿八座の八郎兵衛お師匠様であります。さすが、早稲田の演劇科です。
その助言に励まされて、なんとか、宮沢賢治シリーズ第一弾。山伏祭文「原体剣舞連」。宮沢賢治は、山伏関連だから必修科目と言われて・・・やってみました。