稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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マグノリアの木は私たちの善です

山尾三省の著『新版 野の道』(新泉社)の編集をされたアサノタカオ氏をゲストに招いての野生会議99つながるゼミナール西荻窪忘日舎で行われた。

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山尾三省が切り取った「宮沢賢治」と、それぞれの「野の道」について、話しが深められたが、マグノリアの木はあまりにも偉大というか巨大というか、次元を越えると言おうか・・・最後は、「むう、矛盾だな・・・」でつまってしまう。

 でも、まてよ、そんなに簡単に、急いで答えを求めなければならのか?正しいという答えは、一元化であり思考停止ではないのか。こんな一元論的な世の中だからこそ、別な意味の問いかけが生まれてくる。この世の中は矛盾してるのがあたりまえじゃないか。だけれども、「マグノリアの寂静印」は絶対なのだと断言する。それは、相対的なこの世でなく、あの世のことを指しているのだろう。   

 

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山尾三省の時代のヒッピーが、マリファナでようやく見たサイケな世界を、宮沢賢治はまだ直に感じることができたから、涅槃を記述できた。そして、今、その世界を浄瑠璃で顕現する。ざっと、そんな夜だった。

ライブ映像は、ユーチューブよりご覧ください。

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