西荻忘日舎でのつながるゼミナールの2回目は、6月22日(土)18:00からです。いわば難解な宮沢賢治の種明かしをしていくようなこの企画は、やる方も驚きの発見の連続です。
今回の演目「虔十公園林」は、すでに紹介済みですが、「少し足りない」ことを学びましょう。
そして、今、新たに制作中なのが、これです。
同級生の保阪嘉内に宛てた手紙が、なんとも強烈です。「しっかりやりましょう。」と言われて、保阪嘉内は困っただろうなあと思います。この本から、抜き読みで、題して崎村良子・姜信子編「修羅成仏経」。崎村さんは、八太夫会一門で、今回朗読に協力していただきます。
制作中の台本の終わりの部分です。
まだ、まだ、まだ、まだ
こんなことではだめだ
専門はくすぐったい
学者はおかしい
実業家とは何のことだ
まだまだまだ
チーン(鐘)
(繰り返す) しっかりやりましょう × 20回
しっかりやりましょう!
南無妙法蓮華経
チーン(鐘)
哀しみは力に
願いは、慈しみに
怒りは、知恵に
導かれるべし
又、山尾三省の「野の道」もお持ちください。虔十のことが書いてありますので。