稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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できるのかなあ?東京ライブin忘日舎 7月4日(土)

コロナは慢性的になるでしょうね。疫病神との共存です。ですから、今度はコロナが神様になるわけです。コロナ天王です。盛大に祀らないとだめですよ、きっと。いくらシールドしてもダメなんです。明治以前の方が賢かったと、後々、言われますよ。人類史上過去最悪の時代に、だからこそ、説経祭文。あなたも、行ける、彼岸の世界。

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https://www.vojitsusha.com/single-post/2020/06/02/%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%80%8C%E4%B8%8D%E7%9F%A5%E7%81%AB%E6%B5%84%E7%91%A0%E7%92%83%E3%80%8D%E3%81%AF7%E6%9C%884%E6%97%A5%E9%96%8B%E5%82%AC%EF%BC%81?fbclid=IwAR0Mgy5XgtTidiDDvkKQd275EBGF6HqQxt-BhkYouI1QiE6XkAf4zp7nuvs

 

コロナの世の「新しい生活様式」? 何をいまさらおっしゃいますか。
鳥獣虫魚草木山川、この世の命のつながりをさんざん断ち切って、
ぶつりと断たれた命と命の間にぽっかり広がる闇の底からぞろぞろと
湧いてきたのがコロナ、厄病、水俣病、天も地も病むこの世というのに、
人を見たらコロナと思えと、さらにもっと無惨に断ち切りますか?
切るな、断つな、命はつなげ!
しかし、断って断って断たれつづてきた命は、どうやってつなぐ?

そんな問いに惑うとき、旅するカタリはこの言葉をつぶやくのです。

 

 

ひともわれもいのちの真際 かくばかりかなしきゆえに  
 

煙立つ雪炎の海を行くごとくなれば

  
われより深く死なんとする鳥の眸(め)に逢えるなり


はたまたその海の割るるときあらわれて 
 

地(つち)の低きところを這う虫に逢えるなり 
 

この虫の死にざまに添わんとするときようやくにして 
 

われもまたにんげんのいちいんなりしや 


石牟礼道子「幻のえにし」よ)

 

 

 

姜信子+渡部八太夫「旅するカタリ」が帰ってきます! 祭文語りが歌い語る石牟礼道子の世界。演者ふたりによる「不知火浄瑠璃」は、わたしたちをなんども、あの異世界へと導いてくれることでしょう。コロナの時代を穿つ「旅するカタリ」のことばと音。圧倒的パフォーマンスからなる唯一無二の世界をぜひご堪能ください。

 

 

日時;7月4日(土)16時30分開宴 *約2時間を予定

場所:忘日舎 the bookstore  東京都杉並区西荻北3-4-2

(JR西荻窪駅北口を出て左側、西友の通路を入り直進ください。反対側出口を出て右手側に

ございます。フクロウの看板が目印です)

会費:2,000円(1D付)

 

定員:10名(昨今の社会状況等により人数制限を設けております)。

 

お申し込み:vojitsusha@gmail.comtwitter メッセージ、03-3396-8673(営業時間内)

 

という次第であります。7月5日(日)は、神保町のチェッコリで、ホ・ヨンソン詩集「海女たち」姜信子・趙倫子訳の発刊記念会が17:00からです。八太夫は、「ヒョン・ドクソン」か「カン・アンジャ」のどちらかか、あるいは両方、語る予定です。