稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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「さまよい安寿」原画展 2月4日エンディングイベントに向けて

先日、ART+EATにお邪魔してきました。屋敷妙子画伯の大作「記憶の森」がようやく出来上がったのでした。ギャラリー現場での制作です。2011年の新潟日報の紙面を使った、ある種のコラージュではありますが、只、切り抜いて貼ったのではなく、すべての断片に自分の手を入れ、トレースし直しているという労作です。あの日の記憶から、私たちは何を思いだすのでしょうか。

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この「記憶の森」は、宇宙に向けられた巨大なパラボラアンテナのようにも見えますし、水滴の王冠のようにも見え、説経にでてくるウツボ舟にも思えますが、最後には、あの映画「未知との遭遇」に出て来るデビルズタワーに見えてきました。

 この作品の未知なるエネルギーのおかげで、エンディングイベントの打ち合わせでは、次から次へと、科学反応的な連鎖反応が発生し、斬新なイベントが計画されました。2月4日(土)をお楽しみに。

 さて、その上、帰りがけの電車のなかで、ある決意を・・・よしやってみるか・・・

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の結果がこれ。屋敷妙子画伯作品のお気に入りを三味線の面に貼り付けました。(反転させましたが)題して、繭小僧三味線。なおさら妖し感じです。

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エレキ三味線自体は、2月4日に演奏する「愛護の若」用にと、工作中だったものです。破れ三味線の面を剥がして、板を張りました。いわゆる「ゴッタン」にして、マイク付の駒を立てただけです。最近はヤフオクで破れ三味線が二束三文で手に入るので、こうした工夫がしやすくなりました。昔は、びくびくしながらいじったものでしたが。また、ちょっと違う世界へ。2月4日、まだ空席あります。おはやめにART+EATまで、イベント詳細は以下をご覧下さい。

www.art-eat.com