稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年さようなら百年芸能祭

関東大震災100年忌の締めくくりが、東京の千歳烏山だったことは、朝鮮人虐殺の記憶をまた、百年先に届ける為に、適所であったと思う。その烏山神社の「椎の木」に届けよとばかりの怒濤のライブ。尊敬すべき中川五郎氏のいわゆる関東大震災三部作と再び共…

百年続く百年芸能祭の101年目がスタート

2024年きのえたつ。百年芸能祭はこれから百年続けます。そのまた一歩。融通念仏というのがありますが、その一歩が、それぞれの参加者(主客一体)の数だけかけ算される。そうやって粘菌のようにはびこっていけば、いつかは「変わる」。表はいつか朽ち果…

2023年 関東大震災100年忌 大締め

関東大震災百年目の2023年が怒濤の如く過ぎ去ろうとしております。微力ながら、やれることはやったかな。しかし、これからの百年への狼煙をあげたに過ぎないので、ここでピリオドを打つわけにはいかない。ライフワークとしての「祭文」が、また新たな段…

百年芸能祭@水俣

2023年12月2日水俣百年芸能祭の初日は、百年座談会から。国家というものが自体が、犯罪組織であり、特定の個人のための搾取機関であることが、それぞれの百年座談の中で明確に浮き彫りにされた。しかも、どの百年も、その根本は奴隷的な資本主義・植…

こんな世の中ぶっ飛ばしてええじゃないか百年芸能祭

残念ながら中止となりました。

東京百年芸能祭の三日間

ようやく、涼しく秋らしくなりました。山はキノコ盛りですが、百年芸能祭も益々増殖中です。東京百年芸能祭の粘菌がじわじわと日本を侵食するのでした。 第一日目は、2年ぶりの「ギャラリービブリオ」での「旅するカタリ」の開催でした。コロナを生き延びて…

衝撃の乾真裕子個展「玉繭」

美術を評する力は私には勿論無いが、乾真裕子の作品は私には、肉弾的パフォーマンスとして、美術というより芸能に見える。上の写真も作者自身の変態である。 彼女は最初、「葛の葉」について聞きたいと尋ねてこられた。その時には「竹取物語」という奇妙な映…

百年芸能ゲリラ IN 東京 10月

10月は東京を襲撃いたします。 第一日目 10月27日 旅するカタリ 東京国立 ギャラリ-ビブリオ 19:00開演 要予約 第二日目 10月28日(土) ケセランはちらん 午後1時から 三鷹市野崎 スペースはちのこ チンドン訪問 夜は、 東京駒込 東京琉球…

2023年9月2日 百年大芸能祭開催

「いのちはびこる」粘菌的増殖が一段と活況を帯びた。そんな一日だった。 朝、七時には奈良を出発。なにがあるか分からないから余裕をもって出かけたが、8時には「いくのパーク」に着いてしまう。プログラムに無いあることをどうしてもしなければならないの…

いよいよ百年大芸能祭開催日近づく

さあ、いよいよです。百年芸能祭の狼煙が各地で上がっています。奈良の天理でもあげてきました。「十五円五十銭」を語り継げ。 youtu.be 百年大芸能祭 2023年9月2日(土) 於 生野パーク

はびこる百年芸能粘菌 in 高槻

東海道本線高槻の駅前に「南風楽天」というお店がある。演奏していると、電車が通っていくのが見える。ここで、百年芸能祭が行われた。呼びかけ人は、横ちんこと横江邦彦氏。以前、松田くばくさんとのコンビで、京都のパラダイスガレージで百年芸能祭を開い…

三味線のコード弾き練習

伊那谷の知り合いに田中宏氏がいる。詩を書いたり絵を描いたり多才である。SNSでたまたま、彼の詩を目にした。 この時代は、ひとつの"大多数"主義にむかって不確かな航海をしている。 ぼくらは、とっても気持ちの悪い「船酔い」をしているのに それを感じな…

関東大震災朝鮮人虐殺事件百年忌

山伏をやっている理由の一番目は、弔ってもらえなかった魂を弔う仕事をしようということだ。例えば、日々参る山でも、弔うのは無縁の寄せ墓である。今、お盆のまっただ中で、その山も大変な賑わいなので、私の山行きはお盆休みにする。 そうした弔いの対象は…

語り物の進化形 祭文ブルース 

真夏は、三味線の管理に非常に気を使う、今年も猛暑の為、中子(なかご)の膠がとけて、外れてしまうアクシデントに石垣島で見舞われた。勿論、車に放置するは論外。なるべく涼しいところを選んでも、である。 そこで、おくるみを、アルミ断熱シートで自作し…

百年芸能祭 in 高槻 南風楽天

9月2日の「百年 大 芸能祭」の前に、高槻で、百年芸能祭 やるで。 8月19日 南風楽天 にて、八太夫は「十五円五十銭」など 今度は、横ちんと、くばくさんと、伴戸さんと、四つ巴(?)で、やります。

粘菌的百年芸能祭 9月2日開催 いくのパーク

関西に拠点を移して4年。ピヨピヨ団としてはじまった活動が、関東大震災百周年を契機に、その菌糸をさらに拡大。百年芸能祭という全体像が、今、出現しつつある。まさに、現在進行形に息づいており、鼓動が聞こえる。こんなふ---にだ。 もっとも尊敬すべ…

石垣島 百年芸能祭 八重山戦争犠牲者慰霊

6月23日に沖縄では、戦争犠牲者の慰霊式が各地で行われる。石垣では、山里節子さんが率いる「おばあの会」が、公式行事の向こうを張って、毎年心のこもった歌で、慰霊を行ってきた。今年、初めてその慰霊の日に、石垣の地を踏み。ピヨピヨ団として御霊の…

百年芸能祭参加 イ・サンウン来日ライブ

日本におけるKーPOPの先駆的存在である「イ・サンウン」。1988年、大学1年の時(カンビョン)歌謡祭に参加して歌った「ダムダディ」が大賞を取り、そのままデビュー。あっという間に大ヒット、という輝かしい経歴がある。しかし、その後、商業的ビジネス…

粘菌的化学変化が起きた夜 in Paradise Garage

いったに何が起きるのだろうかと、密かに期待していた「百年芸能祭Ⅳ in Paradise Garage」。やはり、化学的反応やら、粘菌的増殖やらが起きて、百年先まで、共鳴させ続けるエネルギー = 「祭りパワー」なるものが、唸りをあげたように思えた。かつて南三陸…

第4回 百年芸能祭 in Paradise Garage

5月20日、いよいよ明日です。 今回の芸能祭では、「鎮魂」と「供養」ということを深く思うのだが、そもそもライフワークの「説経」自体が、四百年も前から、鎮魂と供養の為の物語だったのだと、改めて気づかされた。そして、新しい神を立ち上げて、物語を…

水俣浄瑠璃(みなまたじょろり)in スペースふうら

旅するカタリ(姜信子×渡部八太夫)と、ケセランぱさらん(太田テジョン×深田純子)がガッチリと組んで、新たな浄瑠璃(じょろり)の世界を創り出す新企画。ざーざーぶりの雨のにもかかわらず、予想以上の大入りで、大変有り難う御座いました。満員御礼!!…

百年芸能祭参加ライブ 5月20日

京都五条大宮にあるカフェパラダイスガレージは、ユニークなお店。真言宗のお坊さんがマスター。オムライスが絶品。このお店では「オープンマイク」というライブを毎月やっているのですが、百年芸能祭の趣旨に賛同して、百年芸能祭の日をつくってくれました…

中将姫 1249回忌 雲雀山青蓮寺

奈良県宇陀にある中将姫ゆかりの寺、雲雀山青蓮寺。奈良市に越してからは、欠かさずに参拝させていただいている。といっても、年に二回。除夜と修生会、そして中将姫の会式。もっと足繁く通いたいところだが、車でも二時間以上かかる山奥、なかなかおいそれ…

「旅するカタリ」再スタート4月29日 しらぬいじょろり

先日来お知らせしましたように、2023年の「旅するカタリ」企画は、 当初の計画を全面的に変更し、新たな企画で再スタートすることにしました。 再スタートの新企画は、ズバリ「不知火浄瑠璃(しらぬいじょろり)」 これは、石牟礼道子さんの世界というこ…

関東大震災朝鮮人虐殺事件実地研修 第二日目

二日目は、朝も早よから、両国の東京都慰霊堂へ。 ここは、震災当時、旧被服廠跡の空き地であったため、多数の人々が避難してきたが、火災旋風によって、逆に多数の焼死者を出した場所である。その地に立って、供養することは大きな意味があると考えるが、こ…

関東大震災朝鮮人虐殺事件実地研修 第一日目

百年芸能祭関西委員会ピヨピヨ団は、関東大震災時に起こった虐殺事件について研修してまいりました。 一日目は、千葉県検見川から。秋田県、三重県、沖縄県出身の三人が、標準語が話せなかったために、朝鮮人と決めつけられて殺された検見川事件について研修…

「語り物塾」中止のお知らせ

先日のお知らせで、少し説明しましたが、大阪上本町カフェ周での「旅するカタリ」の新企画「語り物塾」は、集客が維持できないというのが大きな理由で、中止が決定しました。かえすがえす、実力の無さを痛感しております。今年の予定を既にお知らせしたとこ…

旅するカタリ企画 「語り物塾」第1回

大阪本町んぽカフェ周での説経祭文の会をこの3年コロナと共に細々と続けてきました。昨年まで、三庄太夫の全段通し狂言をやりましたが、実は思う様に集客できませんでした。まあ、宣伝もしていないのですから仕方ないとは思いますが、やはり、説経祭文と言…

「語りと祈り」出版記念会 於 大阪ふうら

姜信子作「語りと祈り」みすず書房刊の出版記念会を大阪深江橋のギャラリーふうらで行いました。この本は、姜信子と渡部八太夫のユニット「旅するカタリ」の活動の集大成となるものです。「語り」とは何か、「祈り」とは何かを問い詰め、現在の荒廃した資本…

謹賀新年 癸卯 2023年

新年おめでとう御座います。2023年は関東大震災百年忌です。百年芸能祭もいよいよ本番。その年頭に、奈良県宇陀市の山奥、雲雀山青蓮寺で、修生会を勤め、予祝をおこないました。深夜に、南無阿弥陀仏を30分以上も唱え続け、かなり恍惚となりました。 …