2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
西荻窪、忘日舎での3回シリーズの企画が、無事終了いたしました。石牟礼道子さんの作品を中心に据えて、石牟礼ワールドの浄瑠璃化を試みる貴重な「場」を提供していただいた店主、伊藤幸太氏に改めて御礼申しあげます。毎回のお客様とも顔なじみとなり、単…
石牟礼道子さんが亡くなってもう1年。しかし、亡くなった気がしません。声が残っているからでしょう。その声をじょろり(浄瑠璃)にして語るのが、なによりの供養だと思っています。 2月10日の命日の前夜、2月9日(土)奈良市の「お菓子屋&ブックカフ…
世のご多分にもれず、平成最後のお弾き初め会です。期せずしてその年が、還暦の歳に当たりはしましたが、前々から、この折り返しに、最終ラウンドをもう一度、仕切り直そうと考えておりました。そういう思いの反映なのか、いろいろな事柄や身辺が、この年に…
宮沢賢治・・・実は、あんまり得意でない。どれもよくわからん。ぴんともこない。昔ははっきりいって嫌い。今でも好きではない。国語教材で出てきた賢治作品は読んで終わりにした。子供達には、ごめんなさいです。この歳になって初めて手にした「春と修羅」…
昨年12月に、正月用の「トック」を買いに新大久保の韓国広場に出かけた。その時、立ち寄った「高麗博物館」で出会ったのが、壺井繁治氏による詩「十五円五十銭」だった。関東大震災の時に起こった朝鮮人虐殺事件は、折口信夫氏の「すなけぶり」で知っては…
皆様、明けましておめでとうございます。教員をやめて、太夫に専念することにしてからとうとう8年が経ちます。当初、還暦までなんとか続けようと、目途にした年が始まりました。それが、平成最後の年になるとは、思いもしなかったわけですが、ほんとの節目…