シンガーソングライターの末森英機氏は「狂犬英機」と呼ばれている。ダブラ奏者のディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ氏は、「打犬」というらしい。姜信子氏が「妄犬」であるのは、作品からも周知の事実であるが、そんな犬たちの集会に参加してみた。実は来月の「よみがえる説経祭文の夜」のスペシャルゲストは、この「狂犬」様と「打犬」様なのである。ギターとタブラの中に入って、三味線には何ができるのだろうか????それにしてもギターのカポというのは便利なものだ。しかし曲ごとに変調するので、素晴らしい演奏に三味線がちっともついていけない。口惜しい、こっちもカセをかければいいのか、調子を変えればいいのか、右往左往。ふう、慣れないセッションで疲れ果てる。一方タブラはもっと凄い。三味線だろうがなんだろうが、的確に合わせて来てくれる。天にも昇る心持ちである。最後に私は、「山犬」と命名された。犬の仲間に入れられたらしい。次回は、三味線「山犬八太夫」と名乗らねばならないか・・・
ギター:末森英機
タブラ:ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ
追記;
あんまり口惜しかったので、帰ってから、自在カセを拵えた。カセはあるにはあるが、サワリのあるカセでは動かせないので、サワリは犠牲にしてスライドできる様にしてみた。これで、ギターにもついていけるか?