稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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思いっきり楽しみました関西・九州ツアー

京都を皮切りに、大阪、九州の宗像へと足を伸ばした旅は、大変充実したものになりました。今回の旅をサポートしていただいた皆様、共演者の皆々様、本当に楽しかったです。ありがとうございました。

京都では旧梅棹忠夫邸をギャラリーにされている「ロンドクレアント」という素敵な空間にお邪魔しました。中庭の借景が落ち着きます。「水と風のアナーキー」というこのライブ企画は、姜信子の水と仲野麻紀の風がふれあって、何が起きるか、というのがテーマであったわけですが、私的には只単に、ヤンのウードと、麻紀のサックスと遊べるということしか頭にありませんでした。因みに、八太夫は山で、ヤンは海ということで、にわかチーム「水風山海」が即興的に声と音を奏で合うという刺激的な夜になりました。

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大阪では、ライブハウス「周」の開店祝いです。店主の稲本直さんには、昨年のチンドンライブからお世話になっており、今回が二回目ですが、なにしろ目出度いので、大騒ぎとなりました。「ケセランぱさらん」のてじょんさんと、ふかじゅんさん、パンソリの安聖民さん、鼓手の趙倫子さんには、「鬼桃太郎」で各種分担していただき、尚いっそうグレードアップ。ありがとうございました。

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パンソリ「沈清歌」

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アリランで賑やかに〆です。大合唱。

福岡県の宗像に飛びます。今回は、新幹線の旅でした。自由がきくので車が多いのですが、やはり列車の方が楽なものです。その宗像市の多禮という所は、山の中といわず、いたるところに修験の跡が残っていて、里修験の姿が垣間見られるところで感激しました。宗像大社もいいですが、地元の人も、もうよくわかってない石仏が、あっちにもこっちにも・・・まさに多・礼

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多禮公民館右裏手(西国七十一観音隣)

ここにある「ひさの」は、老人を看取る為の場所です。老衰は病気ではないという理念で、自然な旅立ちを手伝うという訳です。つい最近、自分の父が病院でチューブだらけになって衰弱したのを見たばかりでしたので(幸い父は回復)まさに同感。その開所四周年記念にお伺いしました。これもまた、目出度いです。

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「ひさの」の経営者、田中好さん

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石牟礼道子の世界「不知火じょろり」を聴いていただきました。「地獄極楽見世物小屋」がうけましたが・・・実感だったのでしょうか・・・それにしても元気なお年寄りばかりでした。最高齢は104歳のおばあさん、もう生き神さまです。そんな皆様に「ぽっくり往生カンマンボロン」のご祈祷をさせていただき、さらに元気になられたようでした。また、有効期限が切れた頃に伺います。