稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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いよいよスタート 関西版「旅するカタリ」シリーズ

「旅するカタリ」の関西での活動拠点が固まってきました。そのひとつが、近鉄奈良駅ら徒歩5分と至便なブックカフェ「まめすず・ちちろ」さんです。ちょうど一年前に、石牟礼道子さんの一周忌の公演をさせていただきました縁で、なんとも不思議な「水俣つながり」のお店です。100年前に建てられた町屋ですので旅するカタリの「場」としては最高の雰囲気。そしてお菓子担当の「まめすず」さんとうどん担当の「ちちろ」さんのアンバランスな迷コンビがなんともいえずさらに良い雰囲気を醸しだします。奈良にいらした際には、是非お寄りください。

さて、今回は「旅するカタリとお友達」の第1回としまして、そのお友達は、浪曲玉川奈々福師匠と曲師沢村さくら師匠にご登壇いただきました。説経祭文と浪曲とは芸能としては親戚関係にあるというのですが、まったくちがった印象です。ま、難しいことはさておいて、説経祭文から浪曲への進化を辿るという意味では、またとない絶好の機会となりました。

説経祭文は「信徳丸一代記 継母呪いの段」

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信徳丸の記録ビデオは、以下のリンクでご覧ください。但し、プロジェクター音がうるさいです。

https://youtu.be/4gVOYV_Y7d8

 

浪曲は「仙台の鬼夫婦」、大いに盛り上がりました。

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忙しい大阪公演の合間を縫って、出演いただきました玉川奈々福師匠と沢村さくら師匠に感謝申しあげます。大変「ブラボー」でありました。

さて、今後も「まめすず・ちちろ」さんでの公演を続けて行く計画です。次のお友達は誰かな?お楽しみに。

 

ところで、信徳丸ですが、舞台は、「河内の国、高安郡」とあるように、奈良とは生駒山系をはさんで反対側で、奈良とは「十三峠」でつながっております。信徳丸を演ずるにあたって、「俊徳丸の鏡塚」という古墳をお参りしてきました。

 

 

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石室内部

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高安山