カフェ周は、北御堂津村別院の近くである。このお寺で、先日から「笹の墓標展」が開催されていて、この日が最終日であったので、公演前にのぞくことにした。そこで見たものは・・・
北海道朱鞠内(しゅまりない)での戦時中の雨龍ダム建設で犠牲になった強制労働者の投げ捨てられた遺骨である。
ここでもか。こうした近代の犠牲は、いまだにいたるところに放置されている。近鉄の生駒トンネルもそうだ。全国の炭坑がそうだ。だから、三庄太夫は終わらない。いや終われない。安寿は依然、土の中だ。
そうして、今日、14段目骨対面を語ることになるとは・・・
日本中の、いや、世界中の近代の犠牲者の骨よ。鳴れ。鳴り響け。