「旅するカタリ」の大阪での活動拠点は、淀屋橋の「周」（あまね）と深江橋の「スペースふうら」の二カ所です。「周」の稲本氏と「ふうら」の畑氏のご協力により、「旅するカタリと仲間たち」の企画として以下のチラシのような計画がまとまりました。渡部八太夫の祭文・浄瑠璃の世界＋様々なゲストとの交流を通して、「語り物」というジャンルの様々な芸能を紹介していくとともに、集っていただいた方々も参加できるような「語りの場」を提供していきたいと考えています。
初年度２０２０年は、コロナ騒動に惑わされずに、地道に公演を続けて参ります。
さて、この二カ所は、それぞれに補完する関係にあります。
「スペースふうら」では、「語り物」に関連する様々な芸能、特に消えてしまった芸能や消えつつある芸能を、映像資料を活用しながら紹介します。前半はちょっとお勉強。そして後半は、これも一度は消えてしまった「説経祭文」という「語り物」の形式を現代的に再生する取り組みに立ち会っていただくという場になります。また、参加者のみなさんが参加するようなワークショップ的な場面もどんどん作っていきたいと考えています。
「周」は、もともとライブハウスですから、本格的に、芸能としての「語り」を味わっていただく時間です。こちらでは、様々なゲストに登場いただいて、多彩な「語り芸」に直接に接していただきたいと考えています。今年のゲスト陣は以下のように決まりました。
さて、大阪のことばかり宣伝していると、東京組の催促が聞こえてくるようです。２０２０年「旅するカタリ」東京公演は以下の予定が決まりました。詳細は追ってご連絡いたしますが、日程と予定演目をお知らせいたします。
６月１４日（日）夜 国立 ギャラリービブリオ 説経中将姫御本地 ほか
８月２３日（日）昼 西荻窪 忘日舎 石牟礼じょろり（ゆき女聞き書き）ほか
１０月１１日（日）昼 西荻窪 忘日舎 石牟礼じょろり（ぽんた 舟非人）ほか
１２月 ６日（日）夜 国立 ギャラリービブリオ 説経ごすいでん ほか
これまでの東京公演は土曜日開催でしたが、今年から日曜日開催に変更しますのでお間違えのないようにお願いいたします。なお、「忘日舎」公演は時間は未定ですが、日中の開催に変更しますので、こちらもお間違えないようお願いいたします。詳細は近くなりましたら再度ご案内いたします。
