稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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説経祭文が聴ける小屋 淀屋橋 周(あまね)

やっぱり、大阪ですね。説経祭文の段物を通しで聞きたいという注文が来ること自体が奇特ですよね。それが、淀屋橋のカフェ周(あまね)です。

八太夫のホームページの方でも紹介していますが、江戸後期に出版された説経祭文の正本は結構残っており、再現が可能です。といっても、江戸時代の三味線がどうだったかは誰もわかりません。現在に伝わっている節が、かなり改良されて、複雑にしたことが分かっていますので、逆に、手を省略していったら、昔の語り口に近づくかもしれないと考えて、新たに節付けを試みています。とりあえず、今は、「三庄太夫」に集中して節付けをしていきますが、一年以上かかりますので、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。その後も、ネタは沢山ありますので、もう何百年も演じられていない「説経」を次々と発掘して、蘇らせたいと考えています。説経は、読むものでなく、聴くものですから。

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