稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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説経祭文 三庄太夫 第十一段目 骨拾い

6月ですね。いきなり暑かったり、局部的に不安定な天候ですが、説経祭文を聴きに来ていただければ、それだけで功徳がありますよ。第11回は、6月19日(日)午後2時から、淀屋橋「周」あまねにお越し下さい。

さて、国分寺のお聖様の活躍は、九段目からでした。

厨子王が逃げ込んできたのを保護しますが、すぐに三庄太夫親子が追いかけてきて、総出で、寺中を捜索。あげくの果てに、大誓文を迫られますが、逆さ不動で封じ、さらに地蔵菩薩の霊験によって助かります。厨子王を都に逃がしましたが、まだ、お聖様は安寿の安否を知りません。安寿姫を助ける為に、由良にとって返しますが・・・・いよいよ、後半のクライマックス。この段も、説経祭文ならではの独自の展開です。

因みに、前半のクライマックスは、「宇和竹恨み」でした。