稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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ちょっと早い、2023年の展望

さて、二年かけた説経祭文三太夫全十五段を終えて、ぼおおおっとしている毎日ですが、最終回でそろった、お地蔵さんの散華5枚「南無・地・蔵・菩・薩」セットを額に納めましたというお便りをいただきました。ますます、ご利益があることでしょう。

それでも、少しずつ、来年の計画もなんとなく、薄ぼんやりと、かたまりつつあります。それは、説経祭文、あるいは、古典物だけでなく、広く現代詩・文にも題材を求めて、三味線の語り物を楽しめる場を作ろうという発想で、「語り物塾」というタイトルにしてはどうか?というのが、オーナーの直さんの提案です。それで、毎回同じ構成とは限りませんが、例えば、何らかのテーマを通して、「古(いにしえ)」と「今」を繋いで見るというのが第一回目のだいたいの企画です。

ですから、これは、実演もさることながら、姜信子がどういう案内をするのかが目玉でありましょう。もっと言うのなら、姜信子の注文に応じて、様々な語りを作り出さなければならないことになるわけです。そうなると、毎月は無理なので、隔月の開催となる予定です。