真夏は、三味線の管理に非常に気を使う、今年も猛暑の為、中子(なかご)の膠がとけて、外れてしまうアクシデントに石垣島で見舞われた。勿論、車に放置するは論外。なるべく涼しいところを選んでも、である。
そこで、おくるみを、アルミ断熱シートで自作したり、ケース(ソフト)自体にも断熱シートを貼り付けてみたりした。その甲斐あってか、今のところは無事である。
そんな中、大阪聖和教会で行われた「いくの生活ともの会」のコンサート「LOVE & PEACE」にピヨピヨ団として参加した。台風6号と台風7号の狭間の猛暑の中、ピヨピヨ団は老骨に鞭をうつのであった。
さて、谺雄二作詞の「死ぬふりだけでやめとけや」は、深田純子作曲のブルースと、渡部八太夫の祭文を合体させたものだが、最近、三味線と洋楽器との合わせ方をいろいろ研究した結果、単なる合体でなく、融合に近いものになってきた感じがするようになってきた。語り物の進化形、祭文ブルース。まだまだこれからだ。