稽古場:ゆやんたん文庫 奈良市敷島町
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説経祭文三庄太夫第三段目宇和竹大暴れの巻

説経祭文三太夫の第三段目、第三夜。コロナの状況が悪いにもかかわらず、命がけの9名の方々に駆けつけていただきました。本当に有り難い限りです。このシリーズは、お地蔵様のご加護により、なにがあっても続けますので、今後とも宜しくお願いいたします。

 ところで、同時並行で第四週月曜日に開催している韓国の語り物「パンソリ」の影響を受けて、とうとう今回、「かけ声」(パンソリでは「チュイムセ」という)を掛けたいんだけど、どうこで入れたらいいの?という質問。

そうなんです。ずっと、説経でもなんとか、「声」の参加が、できないものかと思ってはいたのですが・・・なかなか・・・

でも、思い切って、実験してみよう、皆さんよろしくってことになりました・・・

これぞ、おなじみさんが起こす、芸能の化学変化みたいなことになりました。

とりあえず、今日は、節の間を活用するぐらいしか、できませんでしたが、かけ声を掛けられる様に節を工夫する必要があるかもしれません。

河内音頭とか江州音頭みたいな、定型のかけ声とかもいいですが、思ったことを口にできるような祭文にできたら、面白いかもしれません。もっと、ヤジを入れていいんですよ-というのはアナウンスした方がいいでしょうね。あるいは、楽市楽座のように、ワンフレーズを作っておいて、みんなで練習っていうのも。いずれにしろ、その間をつくることが、課題になりそうです。

ともかく、皆様方の本当のお声がけで、「宇和竹大蛇大暴れ」の巻。これまで以上の大奮闘でありました。その様子はビデオで御覧ください。

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